田舎 1億
嫌なことがあると
誰にも会いたくないという気持ちになりますよね。
少しだけ休みたいと思って引きこもり
気が付くといつの間にか40代…
そんな人生のスピード感に
焦っている人もいるのではないでしょうか。
「このままではいけないと思っているけれど
どうしたらいいのかわからない」
「仕事を探しているけれど見つからない」
今回はそんな悩みを持つ人のために
40代のひきこもりの実態と
社会復帰のためにおすすめの資格について紹介します。
内閣府の調査によると
40歳～64歳の引きこもりは
推計で61.3万人にものぼると言われています。
(参考：内閣府『特集2 長期化するひきこもりの実態』
https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/r01gaiyou/s0_2.html)
引きこもりになった理由は人によって様々ですが
その時は引きこもることが
本人にとって必要だったのでしょう。
しかし、いつまでもそのままではいられません。
引きこもる子供が40代以上の場合
親も60～80代の高齢者であることが多いです。
高齢化した親ではいずれ
子供を支えきれなくなることは明らかで
これは「8050問題」として
最近取り上げられることが多くなってきました。
もしかすると自分にも当てはまると思って
ドキッとした人もいるのではないでしょうか。
40代の就職活動は年齢がネックになり
職歴があっても厳しくなってきます。
未経験者歓迎のお仕事は
20代や30代の若手がライバルです。
一度も働いたことがなく
アピールできるものがない状態では
彼らに勝つのは難しいでしょう。
安定した仕事をしなくてはいけないと
焦って正社員の仕事を探すと
ブラック企業に入ってしまう可能性もあります。
そこでトラブルにあうと
せっかく社会復帰したのに
また引きこもりに逆戻りしてしまうことも
あるかもしれません。
そうならないためにも
まずはアルバイトや単発の派遣などから
少しずつ経験を積むのをおすすめします。
自分で働いてお金を稼ぐ経験は
貴重なものです。
筆者も初めてアルバイトをして
自分でお金を稼いだ時はワクワクしました。
少額のバイト代でしたが
何を買おうかと胸を弾ませたものです。
いきなり大きな金額を稼ぐのではなく
少しずつ稼げる金額を増やしていきましょう。
稼いだお金で資格をとる学校に通うのも
将来につなげることができて良いですね。
引きこもっている側も
「いつまでもこの生き方を続けられるはずはない」
ということは分かっています。
頭ではわかっていても
いきなり変えることは難しいのです。
今まで働いたこともないのに
明日からすぐに働いて
「自分一人で生きていきなさい」
というのは無茶でしょう。
まずは家族と相談して
できることから始めてみてください。
家族の健康のこと、お金のこと
自分が何をしたいのかなど
話すことはたくさんあるはずです。
現実を直視することで
嫌な思いをするかもしれませんが
これが生き方を変えるための第一歩になります。
家族だけでは解決するのが難しいと思ったら
自治体の相談窓口を頼るのも検討しましょう。
引きこもりの生活は
両親によって支えられています。
あなたが働かなくても
ご飯を食べることができて
暖かい布団で眠ることができるのは
誰かが代わりに働いてくれるからなのです。
しかし、親もロボットではありません。
必ず老いていきます。
病気やけがで動けなくなり
介護が必要になるかもしれません。
やがていつかは亡くなってしまうのです。
その時が来たら、引きこもっているあなたは
どうしたらいいのでしょうか。
介護の手配や家事炊事など
親がしてくれていた全てを
自分でする必要が出てきます。
そして何より、働かなくてはなりません。
身分証明ができないと働くことは難しく
すぐには仕事が見つからない可能性もあります。
その時が来て、どこにも相談できず
お金も頼れる人もいない状態で放り出されてしまっては
生活を立て直すことは絶望的です。
それを回避するためにも
今動き始めましょう。
自治体の相談窓口や
引きこもりの人の社会復帰を支援している
NPO法人など頼れるところは全て頼ってみてください。
きっと今の状況を抜け出すヒントが
見つかるはずです。
40代からの就職活動は
職歴があっても難航することがほとんどです。
チャンスを増やすためにも
資格を取ることをおすすめします。
この時に資格を選ぶコツですが
・難易度が低いものを選ぶ
・就職につながりやすいものを選ぶ
この2点を意識してください。
資格試験と聞くと
ファイナンシャルプランナーや税理士など
難関資格を目指す人もいます。
しかし、難関資格を取るには
長い学習期間と費用が必要です。
長い時間をかけて勉強して
もし落ちてしまったら
また自信をなくしてしまうことになりかねません。
まずは簡単な資格から初めて
コツコツ自信を積み上げていきましょう。
筆おすすめの資格は以下の3つです。
■介護初任者研修
介護の仕事を始めるなら持っていて損はありません。
介護業界は人手不足なので
40代からでも正社員としての就職が可能です。
知人の40代から未経験で介護施設に就職した人は
順調にキャリアを重ねて
現在はケアマネージャーとして働いています。
■マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト資格(MOS資格)
事務職での就職を考えている人におすすめです。
マイクロソフトの公式資格で
WordやExcelを使えるスキルがあることの
証明になります。
PCインストラクターの知人に聞いたところ
小学生から60歳以上の年配の人まで
幅広い年齢の人が受験して合格しているとのことです。
データ入力などの派遣に登録する際にも
パソコンが使える証明となる資格があれば
有利になるでしょう。
■危険物取扱者(乙4種)
こちらはガソリンや灯油などの
危険物を取り扱うための資格です。
24時間セルフのガソリンスタンドなどは
人手不足のことが多いので
この資格を持っている人は歓迎されるでしょう。
ガソリンスタンド以外では
化学薬品を扱うメーカーの工場などでも
就職に有利になります。
乙種の資格は全部で6種類あるので
他の資格も取ってキャリアアップを狙うのも
おすすめです。
(参考：一般財団法人 消防試験研究センター『危険物取扱者試験』
https://www.shoubo-shiken.or.jp/kikenbutsu/)
今回紹介した以外にも
特別な受験資格がいらない資格は
たくさんあります。
スーパーの入り口などに
通信講座のパンフレットを置いている所もあるので
ぜひ興味のある資格を探してみてください。
・中高年の引きこもりは「8050問題」として社会問題化している
・40代の職歴なしではいきなり正社員を狙うのは難しい。
まずはアルバイトや派遣から始めてみるのがおすすめ。
・生き方をいきなり変えることはできない。
今後のことを家族とよく相談しよう。
・引きこもったままの状況はいつまでも続けられない。
親が亡くなってしまうと生活ができなくなり絶望的。
・受験資格に制限がなく、就職につながりやすい資格を取って
社会復帰を目指そう。
40代まで引きこもっていた人に
社会の目はまだまだ厳しいです。
もうどうにもならないと
思ってしまうかもしれません。
しかし、諦めるにはまだ早いです。
少子高齢化で働ける人数が減っていく中で
40代はまだまだ必要とされています。
まずはアルバイトや資格の勉強を始めて
少しずつできることを増やしていきましょう。
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