今日もお仕事お疲れ様です。
毎日お仕事を頑張ってきて、気がつくともう40代。
責任あるお仕事が増えたり
部下や上司の間に挟まれて精神的に疲れたりしていませんか?
時には「もう仕事を辞めたい」と思うこともあるでしょう。
しかし、実際には
「貯金がない」
「お給料が下がるかもしれない」
「辞めたいと言ったら怒られないかな」
と思うと転職をためらってしまいます。
この記事はそんな悩みを持つあなたに
ぜひ読んでいただきたい内容となっています。
厚生労働省の「令和2年上半期雇用動向調査」による
40代女性の離職理由のトップ5は以下の様になっています。
1位 その他の理由(出向等を含む)
2位 定年・契約期間の満了
3位 職場の人間関係が好ましくなかった
4位 労働時間・休日の条件が悪かった
5位 給料・収入等が少なかった
40代になると、職場ではベテラン扱いです。
20代、30代のころよりも
責任ある仕事を任されることも増えてきます。
時には上司や部下から
相手の愚痴などを聞かされて板挟みになることもあります。
「ちょっと聞いてよ~」
と相手は愚痴ってスッキリしますが
聞かされるこっちは疲れてしまいますよね。
また、40代は20代や30代の頃と比べて体力が落ちてきます。
会社によっては長時間の残業があったり
首都圏など住んでいる場所によっては
通勤に往復2時間もかかったりします。
若い頃には休めば回復していたけれど
40代となるとそうはいかないです。
こんなに精神的にも肉体的にも疲れているのに
お給料が安くては嫌になっても仕方ありません。
あなただけではなく
多くの女性がこんな状況に疲れてしまって
退職を決意しているようです。
離職理由の中で「給料・収入が少ない」と述べましたが
実際に働く40代女性は
どのくらいのお給料をもらっているのでしょうか?
厚生労働省が行った
「令和2年賃金構造基本統計調査」によると
40代女性の平均給与は月に269,700円です。
40代男性の平均給与は374,300円なので
約10万円の差があります。
約27万円の給料から社会保険や税金を引くと
手取りは約21万円になります。
地方の実家暮らしなら余裕をもって貯金ができますが
東京などの首都圏では家賃や物価が高いので
安い物件を探して毎日自炊などの節約をしないと生活が厳しくなります。
しかし、仕事をしながら
毎朝お弁当を作ったりするのは難しいですよね。
疲れていると朝はパン、昼はコンビニや社員食堂
夜もついつい外食やコンビニのお弁当のように
3食外食になってしまうこともあります。
忙しいときに自分一人だけの食事を作るのは面倒なので
意識していないとつい便利な方に流されてしまいます。
そうなると食費がかさむので貯金ができなくなります。
首都圏に比べて地方はお給料も安い傾向があるので
一人暮らしをせずに実家にいる人も多いです。
実家にいると生活費が浮くように思えますが
地方は通勤に車が必須の地域が多く
その車を購入したローンや維持費にお金がかかって
なかなか貯金につながらないことがあります。
このような状況を抜け出すには
頑張って節約するか
資格を取って資格手当をもらうか
今の会社よりもお給料の良い会社へ転職することが必要です。
「つらい仕事から解放されたので退職後はしばらく休みたい」
と思うことがあるかもしれません。
気持ちはよくわかります。
ずっと頑張ってきたので
少し羽を伸ばしたいと思うのは悪いことではありません。
しかし、それを叶えるためには経済力が必要です。
ですが、40代の単身者の貯金額は
「0~100万円」という人の割合が最も多いことが分かっています。
(金融広報中央委員会調べ「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)」令和2年)
実は、転職活動をするには案外コストがかかります。
「普段スーツを着ない仕事をしていて
面接のために久々に袖を通してみたら
体型に合わずに新しく購入することになった!」
なんてこともあるかもしれません。
遠方の求人に応募した場合は
面接や試験の度に交通費がかかります。
一社で決まればいいですが
これが何社も重なってくると負担になってきます。
転職先が決まらずに今の会社を辞めた場合は
生活費に加えて貯金でこれらを賄うことになるので
余裕のある金額を準備しておきたいところです。
もし、退職までに目標の貯金額に届かなかったとき
頼ることができるのが雇用保険の基本手当です。
雇用保険の加入期間が満12か月以上あれば
それまでの月給の50~80%を受け取ることができます。
しかし、転職などの自己都合退社では
3か月の給付制限があるので注意しましょう。
4か月くらいは無収入になることを覚悟して
少しでも多く貯金しておくべきです。
数年間同じ職場に勤めていた場合は
退職金がもらえることがあります。
しかし、思っていたほどの金額にはならないかもしれません。
雇用保険も退職金も
あくまでもらえたらラッキーくらいの気持ちで
転職を決めたころから少しずつ節約して貯金しておきましょう。
貯金がない場合は
次の会社に切れ目なく再就職できるのがベストです。
でも、心身に不調があるなど
どうしても休みが欲しい場合は以下の方法が考えられます。
・退職後に実家においてもらって
アルバイトや副業しながら再就職先を探す
・有給休暇が残っている場合は
引継ぎを早めに済ませて次の会社に入社するまでの
残りの期間を有給休暇で休みにする
仕事をしながらの転職活動は
スケジュールの調整をしたりすることが大変です。
会社にいるときに応募していた企業から電話がかかってきても
すぐに取ったりするのは難しいですよね。
そんな時は、転職エージェントを利用してみましょう。
転職エージェントは
あなたの代わりに求人募集中の企業の紹介や
スケジュールの調整をしてくれるサービスです。
キャリアアドバイザーが書類の書き方や面接についてだけでなく
今の会社との退職交渉など様々な相談に乗ってくれます。
退職の意思が固まったら
まずは直属の上司に相談します。
もしあなたが一般的な正社員なら
退職の意思を伝えてから最短2週間で辞めることができます。
契約社員などの有期雇用なら
雇用期間中は病気やけがなどのやむを得ない事情を除いて辞めることはできません。
しかし、例外として
勤務開始から1年以上経過している時は
正社員と同様に2週間前に退職の意思を伝えることで辞めることができます。
退職の意思を伝えた時に
会社側があなたの能力を惜しんで
引き止めてくることがあるかもしれません。
「シフトがきついなら相談にのろうか」
「いきなり辞められると困る。
代わりの人が見つかるまで待ってほしい」
「ここを辞めたら再就職が大変でしょう?
正社員がきついならパートはどう?」
と、さまざまな条件を出してくるので
心が揺らぐこともあるでしょう。
転職先が決まっているなど
急ぐ理由がなければ退職時期については交渉に乗ってもいいですが
会社を辞める意思ははっきりと伝えることが大切です。
退職届を受け取ってもらえなかったり
退職の意思を伝えたとたんに暴言や嫌がらせをされたりするような会社の場合は
退職代行サービスの利用も検討してみてください。
退職することを決めたら、それを早めに会社に伝える必要があります。
さて、どうやって切り出したらいいのでしょうか?
●相談する時期は慎重に選ぼう
繁忙期に退職を願い出ると、相手に悪印象を与えてしまいます。
出来るだけ閑散期を選んで切り出しましょう。
専門的な仕事をしている場合は
新しい人を採用して引継ぎまでに時間がかかることがあります。
引継ぎが終わらない状態では引き止められる可能性が上がるので、
なるべく余裕をもって上司に相談して
求人を出してもらった方がうまく退社できます。
●まずは直属の上司に相談しましょう
退職することを決めたら
初めに直属の上司に相談しましょう。
その上司が人事に関する決定権がなくても
最初に相談する相手はこの人です。
もし上司の上司などに相談して
それがばれると機嫌を損ねてしまい
退職するまで職場での居心地が悪くなることがあります。
勤務時間外に話す時間を作ってもらい
会議室などを借りて話してください。
人事権のある人から引き止められても
上司が味方をしてくれれば一人で交渉するよりも
ずっとスムーズに退職までの手続きを進めることができます。
・人間関係やお給料で悩んで転職するのはあなただけじゃありません。
安心して転職活動をしましょう
・女性のお給料は男性よりも少ない傾向にありますが
高収入を得られる業種もあります。
資格取得や転職で収入アップを狙いましょう。
・転職活動にはお金がかかります。
仕事を辞めたくなったらなるべく早めに貯金を始めましょう。
転職エージェントやハローワークを活用して
スムーズに転職活動を進めましょう。
・上司や周りの人を味方につけて円満退社を目指しましょう。
どうしても辞めさせてくれない場合は
退職代行サービスを利用することも視野に入れましょう。
お仕事を辞めるのは難しく感じますが
悩んでいるとどんどん時間がなくなってしまいます。
転職エージェントの登録や
貯金をするために家計の見直しなど今できることから始めてみましょう。
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