「今の仕事はやりがいがない」
「次が決まっていないけど、もう辞めたい」
このように思ったことはありませんか?
今の仕事を辞めたくても
金銭面の問題や転職先がみつかるかなど
色々な疑問が出てきて不安になりますよね。
この記事では40代が退職するときに
どのくらいの貯金があれば安心なのか
資格はあったほうがいいのかなどの
疑問について解説していこうと思います。
2019年に厚生労働省が行った調査によると
世帯主が40代の家庭の平均貯蓄額は
650.9万円でした。
(参考:厚生労働省『国民生活基礎調査の概況』2019年
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/dl/03.pdf)
40代の平均年収は
40代前半で476万円、40代後半で499万円なので
年収のおよそ1.3倍の貯金があることが分かります。
(参考:国税庁長官官房企画課『令和元年分 民間給与実態統計調査』
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2019/pdf/000.pdf)
1か月の生活費を30万円とすると
1年くらいは収入が0になっても
生活していけるだけの備えをしている人が多いようです。
退職するときに
貯金はどのくらいあればいいのでしょうか?
転職活動中もお金はかかるので
最低でもその期間の生活費を賄えるくらいの
貯金が必要です。
雇用保険に入っていれば
ハローワークで手続きをすることで
失業手当が受けられます。
しかし、この手当はすぐにもらえるわけではありません。
自己都合での退職の場合は
2か月間の給付制限があるので
その期間の収入は0になります。
(参考:厚生労働省パンフレット『「給付制限期間」が2か月に短縮されます』
https://jsite.mhlw.go.jp/tottori-roudoukyoku/content/contents/tori_kyufukikan_tansyuku021001.pdf)
退職金はもらえるかもしれませんが
老後の生活費のことを考えると
別で取っておいた方がいいでしょう。
急病や家庭のイベントで
突然の大きな出費もあるかもしれません。
40代の転職活動は20代、30代よりも
長期化する可能性があるので
できれば手取りの半年分~1年分くらいの
貯蓄があると安心です。
転職するときには
資格があったほうがいいでしょう。
面接の際に前の会社での経歴を
アピールすることはできますが
話し方に気をつけないと自慢のようで
マイナスに取られてしまう可能性があります。
資格は持っていることで
自分の能力の証明になるのがメリットです。
次の会社に入社するまでに
期間が空いたとしても、
「資格取得のために勉強をしていた」
という理由ができます。
新しい会社に入社する場合は
年収が大きく下がる可能性もあります。
資格手当がある会社ならば
関連の資格を取って入社することで
少しでもプラスにすることができるでしょう。
事務職での転職を目指すならば
次の資格を取っておくのがおすすめです。
・マイクロソフトオフィススペシャリスト(通称MOS)
・簿記 3級
求人情報を見てみると
「パソコンが使える方」
「簿記3級を持っている人歓迎」
などの条件が多くなっています。
上記2つの資格ならば
どのような会社に入っても無駄になることはありません。
アピールできる資格がない方は
ぜひ取得を考えてみてください。
次の会社が決まらないままでも
仕事を辞めることはできます。
今まで仕事が大変だったので
しばらくゆっくりしたいと思う人もいることでしょう。
十分な貯金があれば、それもアリです。
しかし、転職先が決まらないまま仕事を辞めると
次のようなデメリットがあります。
・収入が途絶える
・国民健康保険や国民年金に加入する必要がある
・空白期間が長いと再就職へのハードルが上がる
収入が途絶えて支出ばかりになると
貯金がどんどん減っていきます。
そのことに焦って次の仕事を決めると
以前よりも悪条件の会社に入ってしまうかもしれません。
そうなると転職活動は失敗ですね。
このようなデメリットをなくすためにも
できれば空白期間がないように
転職先を決めてから今の会社を辞めることが理想です。
在職中は忙しくて転職活動をする余裕がないという人は
「転職エージェント」
を活用してみましょう。
転職エージェントは忙しい転職者の代わりに
企業との条件交渉や
面接日程の調整を行ってくれます。
転職活動の強い味方ですので
転職を考えている人はぜひ利用してみてください。
近年、ヤフー株式会社やマイクロソフトなど
大手企業を筆頭に副業OKの会社が増えてきています。
せっかく転職をするのですから
この機会に副業OKの会社を探してみるのは
いかがでしょうか。
副業をすることで
収入を増やすことができるだけでなく
そこで得たスキルを本業に活かすこともできます。
また、会社には定年がありますが
副業には定年がありません。
スキルによっては独立・起業することも
不可能ではないでしょう。
副業というと難しく感じるかもしれませんが
クラウドソーシングの在宅ワークならば
スマホやパソコンがあれば簡単に始めることができます。
クラウドソーシングを利用するのが初めてならば
最初はクラウドワークスやランサーズなど
大手のサイトを使うのがおすすめです。
データ入力やWebライティング
プログラミングやロゴデザインなど
たくさんの種類の案件が掲載されています。
その他にも
自分の趣味や特技を活かしたスキルの販売や
ブログでのアフィリエイトなども人気です。
副業にもいろいろな種類があるので
自分にできそうなものを選んで試してみてください。
・40代の平均貯蓄額は650.9万円。年収の約1.3倍。
・退職するなら手取りの半年分~1年分は貯金しておくと安心。
・資格はあったほうが転職するときに有利になる。
・次が決まらなくても退職できるが
できれば転職先を決めてからの方が良い。
・転職するなら副業OKの会社にするのがおすすめ。
転職についての不安は解消できたでしょうか。
最近は会社員の副業・兼業が解禁されるなど
多様な働き方を進める動きが活発になってきています。
転職は自分の働き方を見直す良い機会です。
正社員としての仕事だけでなく
副業を通してスキルアップすることも
ぜひ考えてみてください。
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