仕事をしていると色々な悩みを抱えることがあります。
普段は我慢して仕事をしていても
「もう限界だ!辞めてやる!」
と思うこともあるでしょう。
では実際に仕事を辞めた人には
どの様な理由があったのでしょうか。
令和2年に厚生労働省が行った調査で
転職者の離職理由のトップ5がこちらです。
1位「労働条件(賃金以外)がよくなかったから(28.0%)」
2位「満足いく仕事内容でなかったから(26.0%)」
3位「賃金が低かったから(23.8%)」
4位「会社の将来に不安を感じたから(23.3%)」
5位「人間関係がうまくいかなかったから(23.0%)」
(令和2年転職者実態調査の概況より)
みなさん、様々な不満を抱えて
前の会社を去っていることが分かります。
でも、本当に辞めて大丈夫なのか不安になりますよね。
そう思っているうちに辞められなくなります。
仕事を辞めるには「勢い」が大切なのです。
この記事では実際に仕事を辞めて良かったという意見と
後悔しないために何をすべきかを合わせて紹介します。
「仕事を辞めて良かった」
というワードで検索すると
実際に辞めて良かったという方の体験談が数多く見られます。
辞めて良かったという意見には以下の様なものが多いです。
・人間関係の悩みが減った
・ブラック企業などの低賃金・長時間労働から抜け出せた
・ストレスから解放され、体調が良くなった
・次の仕事は決まっていなかったけれど、何とかなった
・労働条件の良い職場へ転職できた
長時間労働や人間関係の悩みは
仕事をしていく上で大変ストレスになります。
知人の中に
長時間労働とギスギスした雰囲気に耐えきれず
体調を崩して早退したり
メンタルクリニックに通院したりした人がいました。
お給料こそ良かったけれど
仕事仕事でプライベートの時間が取れないので
貯まっていく一方でした。
とうとう耐えきれなくなった知人は
他の社員が辞める勢いに乗って退職しました。
次の職場は決まらないままでした。
その後しばらく療養していましたが
今は異業種の会社で元気に働いています。
「まだ大丈夫」
心はそう思っていても
体に先に影響が出てくることもあります。
日本人は我慢強いのか
ストレスを限界まで抱えてしまう人が多いです。
そしてある日突然動けなくなったり
日常生活を送ることもできなくなる人がいます。
再起不能になってからでは遅いのです。
体に不調が出ているようなら
休職や退職して一度仕事から離れてみましょう。
「仕事が難しくてついていけない」
「毎日毎日同じ単調作業の繰り返しで苦痛」
「人と話すのが苦手なのに、接客が必要な部署に配属されてしまった」
「入社前に聞いていた内容と違う…」
理想をもって会社に入った人ほど
今の自分の現状とのギャップをつらく感じていると思います。
自分の経験値や能力不足ならば
これから経験を積んだり努力次第で変わっていけるでしょう。
しかし、仕事内容が入社前に伝えられていたものと
違っているのはどうにもできません。
毎日やりたくない仕事のために会社に行くのは
苦痛ですよね。
もっとやりがいのある仕事がしたいと思うのならば
転職を視野に入れて早めに動きだしましょう。
今は仕事が嫌になっていて
辞めることしか考えられないかもしれません。
しかし、不満を抱えたままでは
次の会社でも同じことの繰り返しになる可能性が高いです。
次の会社選びで失敗しないためにも
落ち着いてからでもいいので
「今の仕事の何が嫌なのか」
「本当にやりたい仕事は何なのか」
「自分には何ができるのか」
この3点を明確にしておきましょう。
円滑に仕事をしていくためには
人間関係はとても大切です。
上司や同僚とのコミュニケーションが
上手くいかないと仕事に支障をきたします。
例えば話しかけづらい同僚や上司に
仕事について気軽に質問できるでしょうか。
「何か小言を言われるかもしれない」
そう考えると
なんとか自分で解決しようと思ってしまいます。
結果、能率が下がったり
ミスが増えたりして怒られ
更に人間関係が悪くなるという
悪循環が生まれてしまいます。
自分のミスが原因ならば
結果を出していけば改善する可能性もあります。
しかし、パワハラやモラハラ、セクハラなどの
理不尽な理由で人間関係が悪化しているなら話は別です。
嫌がらせに耐えられないようなら
人事部に異動のお願いをしてみましょう。
相談しても対応してくれない
会社全体の性質が似たり寄ったりな場合もあります。
そんな時は迷わず退職しましょう。
周りの人は
「このくらいで辞めるなんて情けない」
「甘えている」
と言うかもしれません。
ですが、ストレスの許容値は人それぞれなのです。
体は元気で心に大きな傷を負ってしまうと
治るには長い時間がかかります。
自分がもう無理だと思ったら
休職・退職で原因から離れましょう。
「辞めさせてくれない」
「もう会社に行けないくらい病んでしまった」
こんな時は退職代行サービスの利用も考えてみてください。
人間関係の悩みは
今の会社を辞めることで解決することができます。
次の職場でそれを繰り返さないためには
職場見学や口コミの調査で下調べを入念にすることが大事です。
国税庁が行った平均給与の調査によると
20代の平均年収は
20代前半で260万円、20代後半で362万円です。
30代の平均年収は
30代前半で400万円、30代後半で437万円となっています。
(令和2年分 民間給与実態統計調査より)
新卒で入った頃には給料が平均より安くても
「まぁ、未経験だからこんなものかな…。」
と不満に思いつつ
様子を見てしまいますよね。
そして1年頑張ってみて
やっと昇給だと思ったら1000円しか上がっていないなんてことも
中小企業ではままあります。
どれだけ頑張っても1年で1000円しか上がらない
同年代の平均にも届かないかもしれない
と思うとモチベーションが下がります。
「石の上にも3年」
という言葉があります。
辛くても我慢していれば成功することの例えですが
新卒から3年も我慢していると第2新卒という
転職に有利なカードを逃してしまうことになります。
何年も同じ職場で我慢して
給料が上がらないので転職した場合
同じ業種ならもっと給料の良い会社に入れるかもしれません。
しかし、未経験の業種に就職した場合
新人と同じくらいのお給料から始めることになります。
目標の金額に到達するまでは時間がかかるでしょう。
これから先も上がる見込みがないなら
早めにその会社に見切りをつけることをおすすめします。
会社勤めをするということはストレスに満ちています。
安い給料で長時間労働をさせられたり
嫌がらせを受けたりすることもあるかもしれません。
「こんな会社、辞めてやる!」
そう思ったら、その勢いに乗って
行動を開始しましょう。
ぐずぐずと悩んでいると
辞めたいをいう気持ちがしぼんでしまいます。
どうしても辞めたいという勢いを
無駄にしないことが大切です。
しかし、勢いだけで辞めてしまっては
今後の生活に不安が残ります。
せっかく嫌な会社から解放されても
生活していくことができなくなると
その決断を後悔してしまうことになりかねません。
焦って今よりも悪条件の会社に転職してしまっては
そこまでの努力が水の泡です。
そこで、体調不良など急ぐ理由がなければ
在職中に転職活動を進めることをおすすめします。
仕事をしながらの転職活動は
情報収集やスケジュール管理が難しく
途中で投げ出したくなるかもしれません。
そんな時に頼りになるのが転職エージェントです。
転職エージェントを使うメリットを3つ紹介します。
1つめ、転職エージェントに登録することで
自分に合った求人を探してもらえたり
面接の日程調整などを代行してもらうことができます。
忙しい社会人にとって、これは大きなメリットです。
2つめは、キャリアアドバイザーとの面談があることです。
面談を通して自分のスキル、仕事への適性など
自分の市場価値をはっきりさせることができます。
思ってもみなかった業種への適性が見つかるかもしれません。
最後に3つめ、キャリアアドバイザーは
企業の内情をよく知っています。
人間関係が悪くないか、実際の給与はどのくらいか
自分では聞きづらいような情報も聞くことができます。
会社を選ぶにはどちらも重要ですが
なかなか面接や見学では言い出しづらいですよね。
他にも書類の書き方を指導してくれるなど
たくさんのメリットがあります。
仕事を辞めたくても
次が決まらないので悩んでいるなら
ぜひ登録して使ってみてください。
・心身の健康を損なうほどに今の仕事がストレスなら辞めてもいい
・仕事内容が不満なら、本当はどんな仕事がしたいのか考えてみる
・パワハラなどの嫌がらせを受けたら迷わず退職。
辞めさせてくれないなら退職代行サービスの利用も検討する。
・給料に不満があるなら昇給率を調べてみる。
上がりそうにないなら早めの転職も視野に入れる。
・仕事内容や人間関係に疲れたら転職しよう。
忙しいなら転職エージェントを利用するのがおすすめ。
「あの時、勢いで退職して良かった!」
そう思えるようになるかはあなたの行動にかかっています。
辞めたいと思ったら勢いを無駄にせず
すぐに行動を開始しましょう。
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